DKW NZ350 軍用タイプから民間型への改装 キット:タミヤ 1/35
最初の製作報告  2001年9月
ゴッドハンドSUGITA(私は彼のことを今後こういうあだ名で呼ぶことにします)の
製作中はなんとなんと1/35のDKW。
先日、完成したメグロを見せに彼が拙宅に遊びに来た折にプレゼントしたタミヤのDKWを、
妙に気に入って、エンジンフィンを自作し、スポークも張り替えるんだそうです。

神の手ならいざ知らず、あんな小さなエンジンのフィンを自作だなんて頭がおかしいのかと
思っていましたら、本当にやってしまいました。

一円玉と比較したこの小ささを見て下さい。私のような老眼世代には肉眼ではとても見えま
せん。米粒にいろは四十八文字を書くような凄さです。
GOD HANDSと呼ぶ以外に呼び名はありませんよね。

この小ささを見よ! まさにビョーキの世界。
よい子のみなさんは 決して真似してはいけませんよ。
第2回目の製作報告  2001年9月20日
神の手か、はたまた狂気の世界か???
なんてェことでしょう。ゴッドハンドSUGITA氏は、あの小ささな1/35にスポークを40本張ってしまったそうです。
エンジンといいスポークといい、スプリングといい、本皮を貼ったシートといい、どうみても1/35とは思えませんでしょう。
でも下の1円玉との比較写真を見てください。この小ささです。呆れますね。
SUGITA氏が時計職人とすると、私なんか大工仕事のようで、嫌になりますね。
スポークの製作について
実物の10倍の大きさで設計図を描きます。 
直径13.5cmの円とハブの部分が3cmの円です。
最初の予定ではキットと同じスポーク数(20本)
を張る予定でした。
ところが仮組みしたところ、スカスカした印象
を受けましたので、予定の倍、つまりほぼ実車
通りの40本のスポークを張ることになりました。
直径13.5mmのリムですから、リムの長さは約
42.4mmです。そこに40個の穴を開けるので
約1mmの中に一つの穴を開けますが、リムの
中心線からはジグザグに穴が開けるわけですから
それほど大変ではありません。
穴は真鍮パイプの0.4mm分と瞬間接着剤の厚み
を考えて0.5mmのピンバイスで開けます。 
スポークには0.2mmの洋白線を、ニップルには
外径0.4mm、内径0.23mmの真鍮パイプを使用
しています。
40本ですとほぼ直線で反対側にまでいけますので
実際には20本しか真鍮線は張っていません。
スポークは直径より少々長めに、ニップルは穴
の深さに合わせてリムから適当に頭が出る程度
の長さにします。
ニップルが出来ましたら、スポークを嵌めて
片方の穴に瞬間接着剤で留めます。
反対側には、スポークを少々丸く歪めて(ハブの
部分の膨らみのために必要)ニップルをスライド
させて反対の穴に接着します。
スポーク自体をリムに接着させるのではなく、
ニップルで留めます。
最後に、ハブの部分に3mmのアルミパイプを
入れて完成です。 Sugita記
やはり、よい子は真似しないように、強く警告します。ひがみか?
第3回目の製作報告  2001年9月27日
神の手より第3弾!
DKWはついにキャブ回り、パイピングなどを
終了したとのことです。
この小さなパーツや配線は、一体どうすれば
できるんでしょう? まさに顕微鏡レベルの
話ですよね。
色もマルーンに塗
って、いよいよ仕上げレベルに
入ったようです。
本皮を張ったシート。ハンドチェンジや
ブレーキロッドなどが加
わって、1/35とは
思えないディティール
ですね。
あとは、タンクサイドの色を何色
にするか
悩んでいるとのことですが、せいぜい1
cm
ぐらいの大きさですからね。

かってにおしッ!って言ってやりたいですよ。
本当のところはね!!

とぼやきつつ、2001年10月5日に完成写真が
きました。

完成品はガレージ2に収納済です。