このHOME PAGEを立ち上げて、とても素敵な人達と知りあえました。
そんな私の感激を順不同で勝手に綴った頁です。
お暇とご興味のある方は見てください。

写真に関しては掲載のお許しを得ていないものもありますので
ご本人から掲載不可の通知があり次第削除します。
早い者勝ちか?
         野村 勲氏に始めてお会いしました。               
       昔のモデルカーズ誌などでプロ・フィニッシャーとしてのお名前と作品は見たことがありましたが、モデルカー分野といい
            1/43スケールといい、特に興味を引かれた憶えはありませんでした。              
しかし、2002年10月22日 六本木のアクシスで行われた 
" One Forty Third " と銘打った展示会には驚愕しました。
その会場デザインのクオリティーの高さ、
シンプルで雄大なステージが林立し、
明るさを抑えた照明に浮かぶ小さな作品の存在感と重量感、
例えようもないほど美しいアート空間でした。

作品だけでなく展示会場にまで 
こんな高いレベルを求める人ってどんな人なんだろうと、
一遍に野村さんへの興味が湧き会社が近いことをいいことに、
会期中、時間のある時は通い詰め、話を聴きました。
感激しましたね。
私の結論からいいますと とても生き様、
ライフスタイルのクオリティーの高い人なんです。
ですからモデル製作でも、実車との比較とかを超越した 
クオリティーへのこだわりは凄い。
顧客が喜ぶというビジネス・レベルを遥かに超えた 
自分の創り出すアートとしての存在感を求めている人です。
アーティストというべきですね。

私1/43モデルカーには全く興味がなかったんですが、
野村勲さんが私のために作ってくれるアートとして 
是非1台所有したいと思いました。

後で分かったんですが 
野村さんは私と同い年(数ヶ月先輩ではありますが)。
廻りを見回しても元気のない黄昏同世代の中で、
こんな格好いい男性がいることは、
とても羨ましいと同時に、勇気づけられることでした。
しかし、野村さんがこんなクオリティーの高い生き様を貫いて 
こられたのは、それを支えた奥様のお蔭でしょうね。
うちではとても考えられませんから。(笑)
左から 私 野村さん イラストレーターの和田隆良さん
六本木 アクシス One Forty Third展示会会場にて。
ぜひ見てください。
この野村勲さんの世界が見られるサイトです。
作品そのものも、HPのレベルにまでも、野村さんのクオリティーの高さと
こだわりが感じられます。
大変ショッキングなことですが野村勲さんは2004年春に製作を中止され、
この
素晴らしいサイトも閉鎖されてしまいました。本当に残念です。
湘南の愉快な仲間といっては(齡が違いすぎて)語弊があり
ますが、とても素敵な若い友人が ZIPPこと齋藤マサヤさん
FLAVORこと和田隆良さん(実名出して怒られるかな??)。

彼らもまたフィギュアの世界、そしてイラストレーションの
世界でのプロフェッショナル達です。
ZIPP齋藤さんはミリタリー模型誌などへの執筆で、和田さん
はハセガワの飛行機モデル等のBOX ARTで 皆さんは見て
おられると思います。

実は野村勲さんの展示会に招待してくれたのが彼らで、野村
さんは彼らの先達であり、核的存在なのでした。
彼らも勿論プロですから、その作品は素晴らしいのは当然と
して、もっと素晴らしいのは私まで遊んでくれるという暖かな
フレンドシップとアクティブな活動です。

アクティブな活動とは、そう彼らが 「PEASHOOTER」 という
バイクキットメーカーを立ち上げた仲間なんですね。
いつ出来るのかと、私を含め皆をやきもきさせているんですが、
着実に完成に近づいているようですので、ぜひZIPP'S FILE
チェックしておいてください。

左から Flavor和田さん Zipp齋藤さん。そして私のパートナーのマッドこと
杉田浩司氏。 七里ヶ浜のレストランにて。
MODEL CARS誌でつとに有名な「町工場」の
著名な登場人物、岡山工場の鶴亀さんは、
その奥様のT子様とともに、
カーモデル好きならよくご存知でしょう。

彼のサイトと相互リンクさせて貰って以来、
私も杉田氏も作品を載せてもらったり、
鶴亀さんがバイク模型に興味を持ち、
グンゼ(GSIクレオス)のカワサキ1/12を 
組み立てだしたり、
随分親しく交信させてもらっていますが、
お会いしたことはありませんでした。

それが遂に実現。
鶴亀さんからのお誘いで、藤沢市で行われる 
湘南ホビーフォーラムという作品展へ、
私と杉田氏の作品を出品することにしたのです。
そんな訳で2002年11月3日朝、
始めて鶴亀さんと会えました。
メールで想像していた通りの物腰の穏やかな、
暖かい素敵な人でした。

湘南ホビーフォーラム
開催が藤沢市ということで 
湘南の愉快な仲間が朝から2人手伝いに 
来てくれました。

展示場所は「町工場」の展示台を一部お借りした 
小さなスペースでしたが、
写真のような2段重ねの展示台を作って 
私が3台杉田氏が4台の計7台を出品しました。
何人かは興味を持ってくれたり、HP見てますなんて、
いってくれたのが、
こういう催し物初参加の私としては 
ホッとするところでしたね。

見る方の一番興味を引いたのは God Hands杉田氏の 
本当に小さな1/48のBMWサイドカーでした。
あの小ささでスポークを張り替えているんですから 
驚きもされますね。

昼前にはなんと御大 野村 勲 さんまでが来場。
私は恥ずかしくてお伝えしてなかったんですが 
ZIPP齋藤君に仕掛けられてしまったようです。
結局鶴亀さんに留守番をお願いして、
野村さん宅に遊びに行ってしまいました。
鶴亀さん申し訳ない。
そして町工場のスタッフの皆さん 
有難うございました。

今回のフォーラムで一番残念だったのは杉田氏でしょう。
彼の仕事のスケジュールでフォーラムは来られず 
念願の鶴亀さんにも会えませんでしたし 
その後の野村宅での第2フォーラムも 
そろそろ終了ということでお開きにしてしまいました。
また次回のチャンスにね。

始めてお会いした鶴亀さん-右端。中央は町工場のスタッフ「謎の青年」
変装していきなり来場した野村御大。嬉しい驚きでした。
仕掛け人のZIPP齋藤君が「してやったり」とピースサイン。
私の後ろで見つめ合う男女がちょっと気になりますね。
ホビーフォーラムとも思えぬ真剣さです。
いまプロターJAPANの社長をされている岡部和生さんは、
いうまでもなく我々世代には田宮模型の若き設計者としての
超有名人であり、憧れの人でした。

玩具の発展形や、欧米の焼き直しが多かった日本のプラモデルを
本格的スケール・モデルとして確立したのは、田宮模型をもって
嚆矢としますが、その田宮模型を我々に強烈に印象づけたのは、
なんといっても 1/12 ホンダF-1であり、1/25 タイガー戦車、
そして1/6 ホンダ CB750の三作です。
いずれもが世界初のオリジナリティーと、ビッグ・スケールモデル
としての精密感、挑戦者(作り手)を興奮させずにおかない仕掛け
(ギミックとはいいたくない)、例えばタイガーの連結キャタピラ、CB750のチェーンなどを持っていました。
田宮模型が世界の模型界を驚かせたこの3部作が全て岡部さんの
設計によるものということだけでも、その業績と貢献は図りしれ
ないものがあります。
その後イタリーのプロターに行かれた辺りからのお話しは、この
サイトを見られる方々なら先刻ご承知でしょうから省きます。

私が小出師匠の元に通っていた時代、岡部さんは既にプロターで
あの1/6グッチの設計を終えられて、日本に戻られたころだった
かと思います。
小出さんが「俺達は作って文句言ってりゃいいが、設計する奴は
凄い。凄い奴がいる」と話をしていたのが岡部さんのことでした。
その小出師匠の縁がめぐりめぐって、四半世紀の時を超えて憧れの
岡部さんと会うことができました。最高の感激でした。
お会いした岡部さんは、気さくでちょっとシャイで、モデル界での
多大な功績を誇ることもなく、淡々とさまざまなお話をしてくれ
ました。その中にはエーッと仰天するような話も沢山あったの
ですが、それは秘密です。

私、青春時代に岡部さん設計の3部作を作りまして、その組立説明
書を今も保管しており、それにサインをして欲しかったんですが、
笑ってしてもらえませんでした。
次回お会いしたときは岡部さんぜひお願いします。
2002年4月拙宅にて
プロター時代の岡部さん。
交通事故で入院中の 
プロビーニさんと。
モデラーズミーティングと称して、好き勝手に模型自慢したり、好きな話題を喋ったり、情報交換したりする集まりを始めてます。
私とパートナーの杉田浩司氏、それに湘南の愉快な仲間 齋藤マサヤさんと和田隆良さんが常任メンバー。私の家が武蔵野支部で自動的に私は
武蔵野支部長。湘南は会場が齋藤マサヤ氏宅であったり(勝手に)野村勲宅にさせてもらったりしますが、齋藤氏が湘南支部長です。
(本部はどこにあるんだ? 会長は誰なんだ??)
そんなモデラーズ・ミーティングにゲストを呼んで、話を聴いたり、できれば新メンバーになってもらい、大人の模型ファンの集いを続けられ
たらいいな、なんてことを考えています。
昨年11月に催したミーティングに来てくれたのが
コスモス・ファクトリー主催の千田正美さん
コスモス・ファクトリーはホワイトメタルやエッチングで
1/9の(クラシック)バイク用ディティール・アップ
パーツを驚くべきスピードでリリースし
続けてくれている個人企業です。
模型キットもこういった周辺パーツが充実すると
愉しみが一層増しますからね。
私も杉田氏も嬉しがってパーツを結構買い込みました。
とにかく実車の造詣が深く、いろんな細かいことを
よく知っている人で話題豊富、勉強になります。
千田さんぜひ頑張ってくださいね。
そしてまたミーティングに参加してください。
Cosmos Factory
左から千田さん。私。そして我がパートナーの杉田さん。
コスモス・ファクトリーのホームページです。
そのマニアックなパーツ構成を見て下さい。1/9を作らなくても欲しくなります。
金子惣太君は今のところ一番若いミーティング参加メンバー。
イラストレーター和田さんの学校の後輩です。
とにかく小さいころからの模型好きが高じて仕事で工業試作
造形プロを選んでしまったという、とにかく模型少年がその
まま大人になったような楽しい話題豊富な若者。
AFVやカーモデルのダイオラマからガンダム系そしてバイク
モデルのカスタムまで幅広く楽しんでいるようです。
カーモデル雑誌やミリタリー模型誌などへも執筆して、その
世界でもこれからの有望株でしょう。
仕事で最新機器を扱っているだけに相当な知識をもってます。
最近は第2次世界大戦以前のロシアの試作軍用車輌などに
興味を持っていて、資料片手にその素晴らしさを力説。
「何とかキット化したいんです」などと叫んでいますが、先輩
連中からは全く取り合ってもらえず、「変態」扱いされ、呆れ
られているのがちょっとお気の毒です。
右から二人目が金子惣太君。
先輩の和田さんに昔は相当しごかれたらしい!? (嘘です)
2003年4月の天気の良い1日。
ツインリンクもてぎにあるホンダコレクションホールに
行ってきました。
案内役はクラシックバイクに造詣の深い千田さん。
運転手は杉田さん。お疲れさまでした。

展示は勿論ホンダ車が中心ですが
閉鎖した富士モーターミュージアムからの
移籍バイクと思われるものも含め
欧米の名車も結構沢山展示してあり、見応えがありました。
じっくり眺めたあとは遠慮なく写真撮影。
3人が3人とも違うバイクを中心に
撮影しているのが面白いです。
スタッフの女性達も親切で感じが良く
ホンダの素晴らしい企業姿勢も感じられた
素敵な1日を過ごしました。
ホンダ歴代のレーシングマシンを背景に、鋭い眼差しで撮影対象を探すMAD杉田さん。これこれ仕切の中に入っての撮影は禁止ですよ。
03年5月の連休明け。久し振りに野村勲御大宅を訪問。
藤沢駅で湘南の愉快な仲間にピックアップしてもらい
到着するなり、いきなり御大のオープンのMGAに乗せられ
湘南の春の陽射しを満喫しながら、なにやらくねくねと
川沿いの細い道を通って連れていかれたところがここ。

まあ驚いた。鄙には稀なといったら怒られるでしょうか。
山あいの野辺に、こんな素敵なレストランというかカフェ
というか?!その名もカフェ デ エルテ。
オーナーはご不在だったのですがこれは只者ではない。
アール・デコを代表するアーティスト「エルテ」のリトグラフ
(相当高価です)を飾りたいために、こんな店を造ってしまう
という、とんでもない数寄者ですなあ。
それはさておき オーナー夫人お手づくりのサラダとサンド
イッチそしてパスタに旨いワインで美味しいブランチ。
野花に囲まれたテラスでのデザート・コーヒーと夢のように
贅沢で素敵な一時を味わいましたよ。
野村勲御大と奥様(通称:猫ママor 黒幕) ZIPP齋藤さん Flavor和田さん。
お店の所在地は鎌倉市腰越806-1
電話は 0467-31-0029です。
まあ1度行ってご覧なさい。感激するよ。
白のポロシャツ姿は野村さんの古い知り合いの和田さん。店のオーナーの親戚で、時間が
あるときはお手伝い。Flavor和田氏との血縁関係はないらしい。
柴田賢二さんは日本有数のバイク&カー専門?の 
プロ・イラストレーター。
有名な模型店やホンダのコレクション・ホールなどで販売 
されている、バイクの精密な側面図イラストを 
ご覧になった人も多いでしょう。
今回リンクさせてもらった彼のホーム・ページ 「柴田制作所 
SEEVERT WORKS」
は以前から知っていました。
プロターのヤマハRD56を作るとき 
参考にさせてもらったのが以前の柴田制作所の表紙に 
あったエンジン拡大図だったのです。

知りあいになったのはごく最近。
人気HP「帯に短したすきに長し」の作者「うえさん」からの 
間接的紹介によるものです。
メール交換しましたら、なんと私と多摩美の同窓生と 
判りました。(齡は相当離れていますが・・・笑)。
また、同じくプロ・イラストレーターである湘南支部会員 
FLAVOR 和田こと、和田隆良さんとも旧知の間柄で 
あることが判明。一気に親密さが増しました。
私は東京の西の端っこ、柴田さんは東の端ですが 
「一度会いましょう」ということになり 
急遽モデラーズ・ミーティングを開催することになりまして 
2003年5月 憧れの柴田さんが当家 武蔵野支部へ 
ご来臨とあいなりました。

まあお会いしてみれば気さくで温厚な、とても楽しい人。
私もこの際と思って幾つかSEEVERT作品を購入。
作者自ら搬入してもらい、サインまでしてもらって感激。
元々はバイク模型も作っていた柴田さん。
作り掛けのプロター改造シーリーフレームマンクスを 
特製木箱を作成して持参。
中々の腕前で「さすが」と思わせるものでした。
そして柴田さんを中心に話はさまざまに飛び交い 
実車資料を集める大変さや、版権問題やらの製作苦労話 
印刷の大変さや、和田さんとの思い出話など 
武蔵野支部の 夜が更けるまで・・・・。
またまたモデラーズ・ミーティングのネットワークが 
大きく拡がりましたね。
満面笑顔の私とFlavor和田さんに挟まれたSEEVERT こと柴田賢二さん。
MAD杉田さん。ZIPP齋藤さんを加えた常連メンバーと。

私購入しましたのはこの額装のRC149、それにA3の
ピンナップが何枚か。とても素敵なインテリア・グッズです。
バイク模型に関わるいろんな人たちと会って楽しもうという
勝手な集まりをモデラーズ・ミーティングと称しておりますが
その大きな塊が湘南支部と称する藤沢グループなんですね。
御大 野村 勲氏を中心とした様々なメンバーが揃っています。
2003年8月31日にその野村「名誉会長」がご夫妻で武蔵野支部
(私の家です(笑))にご来臨されまして、興奮の1日でした。
いつものミーティングは腹が減ったら近所で軽く飯を食って
という感じなんですが「ご夫妻となればそうはいかんだろう」と
日頃は全く模型に関心のない我がカミさんを引っ張り出して、
自慢の?手作りカレーパーティといたしました。
同行の湘南支部メンバーはZIPP齋藤氏とSOTAX金子惣太君。
勿論横浜支部?のMAD杉田氏も参加。
当日はスーパーカブの模型についてのテレビ取材(スカパーTV
とか言ってました)も入ってごたごたしてましたが、とても
楽しい1日でした。
御大からは例のピーシューター製の小トラの完成品をプレゼント
してもらいまして大感激。宝物がまた増えました。
ZIPP齋藤氏からは近々発売予定の1/32のスーパーカブの原型を
見せてもらいましたし、杉田氏はヴィンセントの完成品と進行中
の小トラの細部工作を持ってきてくれました。
圧巻は惣太君のフル・スクラッチ中の帝政ロシア時代のなんとか
戦闘車の部品。1/35だというのに信じられない大きさでまあ
「変態」の名に恥じぬ凄まじさ。
出来ればキットで販売したいなんて!(誰が買うんじゃ?)
そんなこんなと話題の尽きない1日でしたよ。

最後はカラオケ。
当家自慢(笑)のカラオケ・セットには 
懐かしいオールディーズ、R&Bなど英語の歌がいっぱいあります。
皆さんに歌ってもらおうと思いましたが全然駄目。
唯一、惣太君だけが乗り乗りで歌いまくり、雰囲気を盛り上げてくれました。
カラオケ伴奏に杉田氏がギター演奏をかぶせてもう独自の世界。
惣太君は「湘南支部 宴会部長」の肩書きが付くことになりました。
一番呆れていたのは野村夫人でしょう。日頃見たこともないこの乗りには 
とてもついていかれないという感じでした。(笑) いや申し訳ない。
静岡モデラーズ合同展にプロターの岡部さんが結成したグループ「不老隊」がいました。
柴田・山中二長老を精神的支柱に、青年隊と称する若者達、タミヤの現役やらOBやらで構成された「模型『も』好き」な人たちの
楽しそうな集まり。この中の私のお友達を改めて紹介しましょう。
模型ファン・プロターファンなら知らぬ人のない
九州福岡の大長老。(写真右)
企業人として活躍されながら、その昔 名を轟かせた
福岡の「金曜会」という模型クラブの主宰者であったり、
元レーサーであったり、音楽家を目指すほどジャズに
造詣が深かったり、自分で真空管アンプを作っちゃっ
たりと、驚嘆すべき多能多才を発揮する人。
天は人に二物も三物も与えるんだなあ。
しかもその才に溺れない暖かさ、温厚さは見習わなく
てはいけません。
私より年長ながらその模型製作意欲とスクラッチを
軽々こなす技術レベルの高さには唯々感服するばかり。
最近は素晴らしいHPを完成させ、旋盤も購入されて
ますます佳境に入るといったところでしょうか。
その昔バイク模型仲間が集まっていた 
有名なSCALE MODEL'S PAGEというHPがありました。
そのHPの常連だったSHOGOさんこと、鈴木省吾氏の正体は 
フランス料理のコックさんだったり、サックス奏者だったり 
コンピュータのシステム・エンジニアだったりとよく分かりません。
その模型の腕は確かで、時々模型雑誌にも執筆したりしていたし 
43 モデラー上村さんとも知り合いのようだし・・・。
今回は模型設計おじさんのフィギュア作りで驚かせてくれました。
素晴らしく面倒見のいい若者です。
岡部さんちによく出入りしていたことから 
今や青年隊の一員として指令を受けております。
何やら怪しい決めポーズの相談をする二人。
同じく岡部配下 青年隊の一員。(写真左端)
SCALE MODEL'S PAGEというHPの常連だった点も
SHOGOさんと同じ、NOGRYUさんこと、野口龍二氏です。
しかし彼は平地で75kmも出るという自転車を乗り
回していた過去を持つ肉体派。
バイクよりはバイシクル派ですねえ。
今やXXX航空会社の航空整備士で教官という厳めしい
肩書きを持ち、ムキムキの肉体は今でも衰えを知らない
ようですが、温厚な笑顔とフットワークの軽さが素敵な
若者です。
最近、自転車プラモの部品発注するために四川省に別宅を
構えたという怪しい噂があります。
いや、私は信じていませんよ。
最も若手で、同じく青年隊の一員なんですが、今回不老隊の隊長に
祭り上げられていたのが松永法丈氏。
(写真右端)
その堂々たる体格のせいでしょうか。(人のことは云えないね)
神宮司さんのところで特注した30年も前のモト・グッチ・ルマンIIで
レースに出ている、(本人いわく)おバカなサンデー・レーサーです。
ところが日本のチベット(とこれも本人がいっている)鳥取在住。
本業は知りませんがレースのたび、模型の集まりがあるたびほいほい
チベットから出てくる まめな(笑)若者。
まあ凄い豪快な笑顔ですねえ。
SHOGOさんも柴田長老も引き込まれて大笑いの図です。

不老隊ブース前で嬉しさを噛みしめたような 
複雑な笑顔の人は、いうまでもなく 
あの有名な岡部さん。
日本の初期のプラモデルを玩具から精密模型に変えた 
大功労者の一人なんですが 
偏屈で変わり者・ひねくれ者を自任する岡部さん。
自分は嫌われていると勝手に思い込んで自らシャッターを 
下ろしてしまう岡部さん。
真面目な右翼(私と同じですね)で、愛煙家(これも同じ)の 
とっても面白い・妙な人です。

不老隊隊員の詳しい紹介や作品はPROTARサイトでご覧ください。
「随分会ってないねえ。久し振りに皆で集まろうよ」なんて話から2004年9月12日に当家でミーティングを開催しました。
新参加メンバーはプロターJAPAN 岡部さんの紹介でお会いした金子辰也さん。
MODEL CARS 編集長の長尾循さんはZIPP齋藤さんが声をかけてくれました。当家と近い世田谷在住でびっくり。 
不老隊SHOGOさんこと鈴木省吾さん、NOGRYUさんこと 野口龍二さんも武蔵野支部集会には始めて参加です。
なんも話題のないのも困るので何か模型を作りかけでも完成済みでも持ってきて、というのが今回のテーマ。凄い作品が沢山来ましたよ。

私存じ上げませんでしたが、金子辰也さんは
情景モデラープロとして超有名人だそうで
雑誌連載を何本も持ち、カルチャースクール
模型講座の講師も務められ、例のテレビ番組で
チャンピオンになったこともある凄い人。
金子惣太君の憧れの人でもあります。
そんな凄みや嫌みをまるで感じさせず、私の
ような素人にも優しく接してくれる温厚で
笑顔の優しい大人で私一遍にファンになって
しまいました。
日本の模型界をこういう素敵な人材がリード
してくれることはとても幸せなことですねえ。
左側:金子辰也さん 右側:長尾循さん
手を動かしながら情景の作り方の実演中?
長尾循さんは超有名模型誌MODEL CARSの二代目編集長として 
知る人ぞ知る有能人材。
その編集能力以外に、実は情景モデラーとして凄い腕を持っているのは 
MODEL CARS読者はよくご存知ですね。
ネコ出版スタッフですから当然車好きで、自宅にケータハム7を飼っていますが 
忙しくてなかなか乗るチャンスがないらしい。
この人もまた実によい雰囲気を持った素敵な人でした。
皆で作品品評会? 
金子辰也さん・長尾循さんは雑誌掲載用の 
情景作品を見せてくれました。
ZIPP齋藤さんは九州・宮崎の後藤麻夫さん 
(後藤ASWで有名)の雑誌掲載用撮影が終ったばかりの 
作品を運んできてくれました。
SHOGOさんはモトコン参加用の始めて情景模型 
チャレンジ第1作を持ってきました。
これらの情景作品を囲んで、品評会というよりは 
その情景作品の素材やら工作方法やらをワイワイがやがや 
質問・疑問・その解答です。
そしてヘー!とかウアア?!とかホント?なんて感嘆符の山。
私やMADは全く情景模型に対して知識がないので 
唯々驚き呆れるばかり。
バイク1台作るのを散々苦労してるのに、それに加えて 
地面だ車庫だ看板だ標識だ、なんて想像するだに 
頭が狂いそうです。
(金子辰也さんの作品は「アーマー・モデリング」に連載中。
長尾さん・後藤ASWさんの作品は 
ネコ出版より先日発売された「クルマのいる風景 
モデルカーズ・ディオラマ写真集」 に掲載されています) 
そんなことで楽しく遊びました。
こんな素敵な大人たちが模型を囲んで1日楽しく語りあえるのですから、バイクモデルに限らず模型作りってホント素晴らしい
大人の趣味だと思いますよ。皆さん有難うございました。
ZIPP齋藤さんの新しいワークハウス(つまり作業小屋です)がこの夏に完成。
そのお披露目を兼ねたバーベキュー・パーティが 2004年10月23日、広大な齋藤邸(なんと藤沢の一等地に250坪)の庭で開かれました。
主宰はZIPP齋藤さんにSWASH メンバーのFlavor和田さん、Gullこと志渡勉さん。そしてMad杉田さんがアウトドアの経験を買われて
買物からBBQ指導までとお手伝い。武蔵野支部から声をかけた皆さんも集まって総勢20名近い大パーティとなりました。
またまたモデラーの輪が拡がった1日となりましたよ。
主宰の齋藤さん、杉田さん、和田さん、志渡さんがBBQ料理係で奮闘。他の奴等は(私を含め)呑むだけ、喰うだけの極楽三昧です。
お客様の白眉は 
野村勲御大でしょう。
MGの古いオープンカーを 

音高く乗りつけてくるわ 
ジーンズに赤いスニーカー 
穿くわ、相変わらず格好いい。
今年春に突然の終業宣言をされて以降、全く模型とは縁を切った生活をされているとのことでしたが、やはり湘南支部の
  精神的支柱であり、我々の名誉会長であります。
野村さんの最終作品を見るMC誌長尾さんとNOGRYUさん。
MC誌長尾さんと野村さんはあの1/43作品展以来の再会です。
柴田賢二さんはイラスト校正の仕事が終ってから車で湘南まで。
駆け付けてくれました。MC誌と仕事できるかな。
初顔合わせや久し振りの人達であちこち会話が盛り上がります。
大村直樹さんやまもさんご夫妻には始めて目に掛かりました。
和田さん柴田さんは旧知の仲。二人とも日本の誇る車バイクの
イラストレーターとして有名です。二大画伯勢揃いの図。
金子辰也さんも仕事が終ってから駆け付けてくれました。業界の重鎮
だというのにこんな集まりにまで顔を出してくれるホントいい人です。
1/43の野村さんとAFV情景の金子さんが 
出会えるのも気軽なミーティングのよさですね。
記念撮影であります。
そんなことで日もとっぷりと暮れるまで
よく食べよく呑みよくよく喋りまして
充分に堪能いたしました。
もちろん新作業小屋の方ではモデラーズ
ミーティングらしく自作の傑作を持ちより
あれこれ品評会やら技法説明やらこれも
また楽しい語り合いで終始しました。
いや齋藤さん和田さん志渡さんそして
わがパートナー杉田さん。ご馳走さま。
準備から買い出しから後片づけまで
そして駅までの送り迎えまで全部全部
お世話になり有難うございました。
そして遠路をモノともせずご参加いただいた
皆様にも厚く厚く御礼申し上げます。
次回は武蔵野支部でなんかやりたいですが
こんなに収容能力がありませんので
困っております。
去る2005年1月6日早朝に、
2度のワールドチャンピオンを獲得した
イタリアの火の玉レーサーであり
カバリエレ勲章受賞者である
「タルクィニオ・プロヴィーニ」さんが
享年71歳で亡くなられました。

我々バイク模型ファンには切ってもきれない
偉大なキットメーカーであった(過去形なのが辛いね)
プロターの創始者でもある彼を偲びたいと、
現プロターJAPAN社の代表、そして70年代から
30年以上、公私ともにプロヴィーニさんの友人で
あった岡部和生さんをお招きして
追悼会らしきものを催しました。
2005年3月20日(日) 丁度春の彼岸のお中日でした。

プロヴィーニさんについては、
模型ファンはよくご承知でしょうし、
各誌の追悼記事も含めプロター・ジャパンのサイト
詳しく載っていますのでここには記載しません。
ただ岡部さんが「プロヴィーニさんは
(模型メーカーの社長ではなく)
生涯レーサーであり続けた人だったんだ。
自分はそれに気がつくのが
遅すぎた」と淡々と述べられていたのが、
とても印象に残りました。

MAD SUGITA作 
ビアンキ350(プロター1/9)を 
じっと眺める岡部さん。
何やら今回MADがビアンキに 
施した汚し仕上げは 
どうも岡部さんには 
ピンとこなかった 
ようです。(笑) 


私もそのご意見には 
大いに賛成したのですが・・・・。

集まった仲間は我がパートナーMAD SUGITA氏始め
湘南はSWASH DESIGINの面々、
そして不老隊から省吾さん、NOGRYUさんと
いつもの面々ですので
話題もあちこちに飛んで、
まあロクな追悼会にはなりませんでしたが、
私の気持ちが済んだよい1日でした。
模型の仕上げ方は各人の個性の表現
ですからそれこそ千差万別。いろいろ
あってこそ面白いんでしょう。
湘南の若い仲間SWASH DESIGNチームが 
「湘南模型倶楽部」の展示会に出展すると 
いうので2005年7月18日覗いてまいりましたよ。
それはそれは暑い夏の日でした。
JR東海道線の辻堂という彼らの地元にある、
こじゃれた可愛らしい展示会場「キテーネ」。
湘南模型倶楽部の主体は飛行機ですな。
いろんな飛行機が美しく飾られておりましたよ。
いました、いました。
ZIPPにFlavor、そしてGullのSwash3人組みが 
いつもと変わらぬ暖かさで迎えてくれます。
すでに杉田君も到着して旧交を暖めます。
作品を見ている内に我々の名誉会長「野村勲」氏が 
わざわざ駆け付けてくれました。
時を忘れそうに楽しく語り合います。
いやあ模型仲間って本当にいいもんですね。
いつも元気な湘南の若い友人。SWASH DESIGN チームの3名。
野村勲さんも全然変わらず、お元気で何よりです。
2005年7月26日には福岡の長老柴田さんが来京。目黒に引っ越された娘さん夫婦の
お手伝いに来られたそうです。
不老隊のメンバーが集まるとのことで私もお邪魔してきました。
恵比寿駅前の「京鼎樓」(じんでぃんろう)という点心の人気が高い台湾の名店で、柴田さんを
囲んで旨い小籠包を戴きながら旧交を暖めてまいりました。
メンバーは柴田長老、プロターJAPAN 岡部さん、省吾さん、NOGRYUさん、そして私の5名。
これだけ集まれば話題はもっぱらバイク模型の話し、プロターの話し、そして今年亡くなった
プロヴィーニさんの話し・・・・・・・・・・・。
そうこうしているうちに「プロヴィーニさんの一周忌記念で追悼プロター作品展をやろうよ」
なんて話しが盛り上がりまして、あーだらこーだら話が弾む中で「事務局長 省吾さん」が決定
されてしまったのですね。それからの省吾さんの頑張りは凄く、何と新しい「プロヴィーニ一周忌
追悼展」の構想からWEB SITEの立ち上げまでを殆ど一人でやってくれました。
いやあ素晴らしい。省吾さん本当に有難う。
プロヴィーニさんも草葉の蔭で喜んでます。
「プロヴィーニ一周忌追悼展」の詳細はバナー
をクリックしてください。
小籠包喰いながら生ビール飲んで模型の話して。最高の時間ですね。
でかい私のお隣が今回の功労者SHOGOさん。ホントご苦労さまでした。