MOTOCON ちびっこバイクコンペ応援:
私は
駄目
ですよ。いや最初にお断りしておきますが私は駄目。
エッ何がって? 決まってるじゃないですか。この
ちっこい
やつ。1/32とか1/35の小さいバイク。
ああ
全然駄目
って、ちょっとしつこいね。
私はまず
老眼
。目が見えない。そして不器用。もうとても1/35のスポークの張り替えなんてMADじゃあるまいし、想像も出来ない。
スケールはまあ頑張って1/12止まりでしょう。
それに
情景が苦手
。とても作れません。
バイク1台作るのにヒーヒー言ってるぐらいですから、
廻りの人物・風景
まで作るなんて情熱も能力もとてもありません。
それに
想像力がない
。
これはこんなシーンを作ったら似合うだろうとか、こう組合せるといいぞという情景シーンが全く思い浮かびません。
きっと映画監督にはなれなかったでしょうね。(笑)
そんな訳で私はこのモトコンとやらちびっこバイクコンペに
参加する資格はない
んですが。
だからとても
羨ましい
。そんな想像力を持ってしかもそれを具体化してしまう能力を持った人達のことが・・・・・・。
素晴らしいバイクの情景シーン
を是非見てみたい・・・・・・。
今回、湘南の若い友人達の会社SWASH DESIGNが仕掛けたこの
MOTOCON
「ちびっこバイクコンペ」を
全面的に応援
しています。
私も審査員の一人にノミネートされていますので、とても楽しみです。MADと一緒に皆さんの応募作品を見ながら、あーでもない
こーでもないと
KIM'S HOUSE GARAGE賞
を決めることにしましょう。
主催者になりかわりまして、皆様多数の参加をお待ちしています。
さあ君も応募要項をチェックしよう!
他の参加者の状況も見られるぞ。
2005年3月20日、第1回
MOTOCON
(ちびっこバイクコンペ)で
見事 Kim's House Garage賞を受賞されたNOGRYUさんこと
野口龍二さんに 当ガレージより賞品を贈呈いたしました。
MOTOCON主催者の ZIPP齋藤氏、Flavor和田氏の臨席の元、
Kim's House Garage賞はご本人の希望で当ガレージ在庫品の中から
エレールのR60/5憲兵隊仕様を差し上げました。
NOGRYUさんの作品は
「CHECK POINT『検問』2004年秋」
。
エントリーNO.40です。(下写真)
絵的には交通機動隊員の空色のユニフォームと「止まれ」の3角旗の
コントラストが美しい作品ですが、心情的には、
16歳で二輪免許を取得して今日まで40有余年、このスピード検問や
酒酔い検問で数限りなく青キップの「交通反則告知書」や、時として
重い赤キップを頂戴し、錦糸町の検察庁・渋谷簡易裁判所・鮫洲の
運転試験所で、やれ免停・やれ罰金・やれ運転講習と、何度も何度も
小突き回されてきた私の嫌な思い出が脳裏に甦る、不愉快極まりない
作品でもあります。
複雑な笑顔で賞品を贈呈する私と嬉しそうなNOGRYUさん。
私、この写真を拝見して「ドキッ」といたしまして、
怖いもの見たさで何度も何度も見るうちに、
いつしかこのDKWに乗る青年は若い頃無茶飛ばししていた私の姿に
オーバーラップしてきたのですね。
小さい作品ながら、この路上左前方にはレーダー操作するマッポ
(失礼・巡査です)が椅子に腰掛け、右後方には交機の連中が乗ってきた
白バイが2台並び、違反者がキップを切られるテーブルまでが
見えるような気になりまして、何の因果か
「ああこの作品に賞を上げてしまおう」と想い始めてしまったのです。
事故を未然に防ぐために日夜努力される警察の方々に、
散々悪タレついて逆らった若かりし私の罪滅ぼしでしょうか。(笑)
今回始めて実物を拝見しましたが、
思わず目をそらしてしまいたくなる素晴らしい出来に再度驚きました。
聞きますれば、交通機動隊員のユニフォームの資料などは殆どないそうで、
交通取締り現場を撮影したり、たまたま近くの洗濯屋さんに
隊員が出していた現物から色をチェックするなど、苦労されたそうです。
ともあれ、Kim's House Garage賞受賞おめでとうございました。
こんな作品を作ったNOGRYUさんは、実は私達の模型仲間で
某航空会社の整備士として毎日空の安全に努めておられます。
きっと交通違反などはしない人なんでしょうねえ。
Heller BMW R60/5 1/8 Scale
このR60/5は'70年代後半のエレール社の油の乗りきった頃の素晴らしいキットです。
空冷フィンを1枚1枚積層していく過程と出来上がった彫りの深い精巧なエンジンは当時も
今も一級品です。このR60/5とR50/5は(ZIPP齋藤氏によると)共に憲兵隊仕様だそうで、
シングルシートであることやサイドバッグの形状から見てもそのようです。
ベースキットはR75/5民間仕様と思われ、これは一時期日本にも(TOMYブランドで)上陸
したことがありましたが、R60/5・R50/5はオークション等でも見たことがなく、恐らく
欧州だけで販売されたものではないかと思われます。