B.S.A. 250cc C15 スター  キット:エアフィックス 1/12?
小トラの次は英国実用車だ。
Mad Sugita氏は小トラの次回作にBSA C15 スターを選んで製作を開始しました。
キットは大昔のエアフィックス製公称1/16?ですが、1/12ぐらいです。
私が以前、作りかけのものを(パッケージ欲しさに)海外から入手したもので、以前彼が
作ったアリエルアローSSの次にキット化されたものです。
パーツはタイヤまで白一色の貼り合わせ最中のようなモールド。タミヤのキットが
プラモデルだと思っている人が見たら腰を抜かしそうな代物。
でもMad Sugita氏にかかれば見事に変身してしまうことは間違いありません。
どんな技法でディティールアップしていくのか、楽しみですね。 K.H.G. Owner 

最初の製作報告   2004年2月13日
次回作について考えていましたが、ビンセント、小トラ3Hと何ヶ月もかかるものを続けましたのでまずは比較的楽にできるものを完成
させるのがよいようです。
そこでAJSはまた後回しにして、まずはエアフィックスのBSAC15に取り組んでみようかと思います。
フロントフォークの修正以外は、大きな修正はいりそうもなくディテールも大変良いものですので、それなりなものができるのではない
かと思います。まぁ、作り始めてみないと、どの程度気になる箇所がでてくるのか分かりませんが。
製作開始(2月1日)
エアフィックスのBSAC15を仮組みしてみました。
シートを薄くしリアフェンダーの取り付け方を修正しフロント
フォーク角度を変更しただけで相当シルエットが実車に近づい
たように思われます。
フェンダーステーの裏側にまで6角ボルトがきちんとついて
いるこのキットは素晴らしものかもしれません。
リムは以前斉藤さんにキャストしてもらった1/12用のものが
そのまま使えるようです。
エンジンフィンとエキパイを作れば1ヶ月で完成できるか? 
と夢見ています。

タイヤとリム→ 
C15はタイヤ、リムともにオーヴァースケールです。
タイヤの直径が2mm(12倍すれば約1インチですね)も
大きいのには弱りました。
そこで修正すべく日本のキットで代用できそうなものを
購入してつけてみました。
フロントのフェンダーが大きく見え過ぎ
リアは幅が若干細い感じがします。
ただ、全体としてバランスはこちらの方が
よいかもしれません。悩むところです。
前後フェンダーをタイヤが細く見え過ぎないよう幅を詰めたり、
周囲を削ったりしてあります。
リム製作(2月7日)
問題はリムで、タイヤに見合うだけの薄さに
仕上げるのに3日もかかりました。
完成直前にバイトに絡まってひしゃげた姿を見る
たびに、ここまで薄くしなくてもよかった…と思う
のですが、何度も(4回も!)同じことをやって
しまうのですね。
ホワイトメタルが柔らか過ぎるのに、あとちょっと薄く
したいという感覚に従ってしまうからでしょう。
左からキットのタイヤ、キット修正のタイヤ、
ゴムタイヤを並べた写真です。
キット修正のものの肉厚がベストですが、
残念ながら直径が大きすぎます。

次回は、ハブとリムを前後とも作り終えて
スポーク張りをすませる予定です。
エンジンまでできましたら写真を送ります。
第2回目の製作報告   2004年3月17日
随分進行しましたねえ。
Mad Sugita氏からBSA C15 スターの第2回目報告が来ました。
あのAIRFIXの張りぼてキットが、全く見違えるようにディティールアップされているのが手に取るように判ります。   
K.H.G. Owner 
ホイール完成
ハブへのスポークの取付け方が裏表で交互に
なっていませんが、実車写真からはブレーキ
フィンと外側のパネルとに挟まっていて分から
ないためです。
写真からは交互についていそうにないように
見えるのでこのように製作してみました。
フレーム修正
フレームに関してはフロントフォークの角度と
長さを調整し、エンジンをささえるステー周辺と
キットでは一体になっていたリアサスの取り付け
部分を加工した程度です。
エンジン完成
やっとエンジンフィンができました。
エンジンフィンは今までと製作方法はほとんど
同じですので特に文章を書くことがありません。
仮組
仮組みをしてみました。
前のぼってりした感じよりははるかに
良くなったと思います。


仕上げが決まらない
製作が遅れていた原因の一つに
タンクに関する資料が拾えずにいた
ことがあります。
このキットのタンクは英国ではEYE
BLOWと呼ばれるサイドラインの
入ったもので赤、緑、青の単色の
ものが一般的です。
私はタンクサイドにメッキのある
もののほうが好きなのでこEYEBLOW
タンクにもツートンがないかどうか
探していました。
当時のカタログにはクロームパネル
がオプションである、とあります。
またアメリカ輸出車向け広告には、
青タンクとアイボリーのツートンも
あるとのこと。
ところがやっと拾えた青とアイボリー
のツートンカラーは少々ぼってり
した感じがして気に入りません。
結局今だにタンク色は決定して
いません。

タンク色は単純に見栄えのする赤で
塗ってしまえばよいのですが、ビン
セントやトラが赤でしたので青系統
のものを作ってみたいという理由から
です。深緑では落ち着きすぎてしまう
ように思われますし…

後はエキパイと細々したもの(これに
それなりに時間がかかりそうですが)
を作ればできそうですので色を早く
決めないといけません。

第3回目の製作報告   2004年4月2日
もうじき出来上がりです。
3月24・25・26日の3日間、連続してSugita氏から沢山写真が送られてきました。
いよいよC15の完成は間近なようです。
今回は細部のディティール・アップ写真が中心ですが、この素晴らしいディティールのパーツが全て搭載された完成写真が
ますます楽しみになりますねえ。
それにしても春は仕事も遊びも猛烈に忙しくて、アップするのがこんなに遅れました。
私のXRは一体どうなっちゃってるんだろうと思うほど進んでませんね。困ったものです。      
K.H.G. Owner 


ライトハウス
BSAはライトハウスが
思った感じに近づいてきました。



キヤブとシリンダーヘッド
キャブにはちょっとこだわりました。
シリンダーヘッドは拡大写真ですと
雑なのが分かりますね。
実物では大して気になりませんが
ヴィンセントとは随分違います。
シート
シートは黒・白・黒の皮を
張り、上部の白と黒の間に
はビニールパイプをつけて
みましたが、接着剤がうまく
つかず少々荒い仕上げに
なってしまいました。
自作デカール 
デカールは適当に自作 
してみました。
写真ではボケボケに見え 
ますが実物は満足の 
いく出来です。
ただ
タンクマークとして
キットの透明パーツを
デカールに重ねると
ぼんやりした
感じになって
しまいます。
チェーン引き 
チェーン・アジャスターを
虫ピンで作ってみました。
カッターでネジのように
切れ目をいれピンの頭を
6角に削り・・・。
実物では
目立ちませんが作る喜びは
十分に味わっています。
マフラー
エキパイも作ってみました。
サイレンサーのふくらみ加減
が気に入っています。
クランクケースカバーのBSAマーク
後の難題は、エンジン下部の塗装とクランクケースカバーにあるBSAマークです。
7mmのアルミ棒を削ってそれらしく作ろうと試みましたが、使えるかどうか微妙な完成度ですね。
ここまでしなくてもよいと自分でも思うのですが…
To Home Page